こんにちは、デデです。
身体を貫くエネルギーで人間にとって大切なものが氣であります。
日本語でもよく使われる氣。
気になる「気」と「氣」の違いについては、
こちらのサイトがわかりやすいのでご参照ください。
(「気」と「氣」の違いは?)
「気」と「氣」の意味に違いはありません。
ただ、
米 ・・・ 八方広がり
〆 ・・・ 閉じ込める
が参考になるでしょうか。
戦後に難しい漢字を日本人にあまり使わせなくなってきた理由というのは、
日本人の精神発揚の源が日本人の書く「漢字」から来ていて強すぎると当時のGHQは気づいたために、日本語の漢字が徐々に簡素化されてきたと言われています。
「氣とは何か」については藤平光一の名著「氣の実在」という本が秀逸です。
肝腎の氣の出し方のポイントについて「氣の実在」ではこう書かれています。
「自分の氣が出ていると決めてしまえば、いつでも氣は出ている。
自分で氣が出ていると信じて何事も行えばよい。」
たったこれだけです。
つまり前向きに思えているときは
自然と氣が出ている、そして氣を出しているとき
で間違いないのです。
一方、出したくてもどうしても気が出せないときがあるわけですね。
そのときは公園や自然の中を散歩したり、睡眠と栄養をとったりして、
氣が再び流れ始めるのを待つのも必要なのだと切り替えましょう。
何事も氣が出ていると思い、自ら前向きに行動にうつしていくほうがいいのです。
古代ローマの哲学者も
「勇敢な者には運も味方するが、意気地なしは自分で自分の邪魔をする」
と言っています。
「氣の実在」が伝えてくれる氣の使い方は子育てに活躍してくれます。
たとえば小さな子が体をぶつけて痛がっているときに、大人がその子どもの痛がるところを手でやさしく包むようにあてて、「気が出ている」と気持ちをこめてみてください。
すると子どもはケロッとしてくれます。
大人の氣は子どもに抜群の効果があることがわかります。
大人が子どもの頭をなでるという行為ひとつでも、大人の手のひらから豊かな氣を送り伝え、子どもに元気を与える効果を見ることなるでしょう。
つまり「氣の実在」で藤平光一が指摘するように、子どもが本当にいちばん欲しいものは実は物でもなく金でもなく、
「親の氣」
であり、子どもの憩いの場である家庭で夫婦の生み出す調和のとれた氣が子どもの成長を後押しすることになるのです。
最後に、「氣の実在」の教えをまとめるとこうなります。
氣を出すにはどうしたらよいかといえば、
「自分の気が出ている」と信ずればよい。
言葉を変えていえば、心を積極的に使うということである。
大切なポイントは「自分の氣が出ている」と前向きさを保つことです。
そして周りにも氣を出して、与えて、分けるように扱うことです。
自分がいつでも氣を出せるように、つねに自らの丹田に氣を集めておきなさい、とも「氣の実在」は教えてくれています。