真面目の意味を間違っていませんか

流行り病

こんにちは、デデです。

 

ひとつ動画を紹介します。引用先は菊谷隆太さんです。

 

真面目であることの根本原因を間違っていると

真面目にすることや真面目でいることが苦しくなる

という因果を気づかせてくれています。

 

日本人がしなくてもいいマスクを真面目につけたがり、それで毎日苦しくなったり、体調を崩したり、我慢を強いられるのは、真面目の意味を考えたほうがいいということになりますね。

 

かつて森信三氏は「真面目」という意味について、自分の「真の面目」を発揮することだ、と伝えています。

 

面目とは世間や周囲に対する体面・立場・名誉のことですね。
この「真の面目」はその面目の結果生じるものをアテにするではなく、

自分の名前を賭けた、その人のゆるぎない信念の一貫性があることによってできあがる本当の面目

です。
ですから他人や世間の声に流されて考えをコロコロ変えているようではその人の真の面目は発露されてきませんし、その態度は真の面目ではないのです。

 

森信三はこう説明しています。

「かくして真面目ということは、いわゆる無力な人間のお目出たさではなくて、最も男性的本格的な全力生活だということが分かりましょう。」

引用先:「修身教授録」真面目

レオナルド
レオナルド
「修身教授録」森信三著

 

真の面目を発露させ充実した生活をおくるとは、物事の本質を見抜き、自分を誘惑する欲から離れて自分の主体性を発揮することであります。

松尾芭蕉の目線で日本という書物を読む

 

そして森信三は次のようにも残しています。

どうです諸君、真面目ということ一つでも、いろいろと考え方があるものでしょう。
馴れっこになって、ほこりっぽくなれば、時々表皮をはがしてみるんですね。
そうすると、そこからまた新たな慈味(=豊かで深い精神的な味わい)が出てくるものです。

引用先:「修身教授録」真面目

 

真面目であることの根本原因を間違っていると真面目にすることや真面目でいることが苦しくなるとお伝えしましたが、

真面目の先には新たな慈味(=豊かで深い精神的な味わい)が出るもの

ですから、それを目印にご自身のやっていることがご自身の真の面目を発揮しているかどうかを判別されるといいでしょう。