われらは疑似環境のなかにあり

テレビ論

こんにちは、デデです。

 

ひとつツイートを引用します。引用先はheyy.さんです。

悪人の暴力より善人の無知が怖い

私たちの国は多国籍な投資家の支配によって滅びるのかもしれません。
しかし真の脅威は外部の敵よりも自己家畜化した国民なのです。
つまり自発的に思考を閉ざし、社会や人間の理想を捨て、
服従的に振る舞う国民の性向
本当の脅威なのです。
このような現実を直視し過酷な運命を理知で乗り越えようとする心性を
「態度価値」と言います。

 

どなたの文章かわかりませんが、現代の弱点を言い当てた見解に目が留まりました。

 

自己家畜化した国民を生み出した原因のひとつはテレビであります。
テレビを見ることによって疑似現実へ誘導される罠は気づきにくいものです。

 

ただ調べてみると「疑似現実」という言葉はあまり使われておらず
専門用語として「疑似環境」という言葉のほうが定着しているようです。

疑似環境については下記のツイートを引用します。
引用先はおくでぃさんです。

 

さらに疑似環境についてのWikipediaの説明は次のとおりです。

現代社会においてのマスコミというのは民衆に真実を伝えている
とは限らず、不確実な情報を伝えているということがたびたびある。

そして民衆というのは、この不確実な情報を伝えるマスコミのみが
情報源であるということから、民衆の暮らしている環境というのは
マスコミによる不確実な情報を元として構築されていくということになる。

このようにしてマスコミによって構築された環境のことを

疑似環境

というわけであり、現代社会においての民衆というのは、

この疑似環境で暮らしている

ということに他ならないということである

引用先:Wikipedia

わが国の顔仮面をつける社会が出来上がった背景も、テレビの影響を受けて

「疑似環境」、「疑似現実」を作ってしまっている

ということにほかならないのです。

 

最後に『世論』を著したウォルター・リップマンは
その知力ゆえに支配者側に信頼された人間であったようで、
人間心理に通じていた工作員だったと聞いています。

そのような彼が次のような言葉を残しています。

みんなが同じように考えるときは、誰も深く考えていないときである。