論語がコロナ禍で教えてくれること

不都合な真実

こんにちは、デデです。

 

中国古典「論語」から、コロナ禍に通じる教訓を2つ紹介します。
引用は講談社学術文庫、加地伸行訳となります。

レオナルド
レオナルド
「論語」加地伸行訳

 

まずひとつ目はこちらです。

老先生の教え。
世の多くの人が悪く言うときも、善く言うときも、
(すぐそれを信じずに)必ずその底まで見通すことだ。
(単純に信ずるな。)

引用:衛霊公 第十五 二十八

なにごともすぐ真に受けることの戒めで、
時間をかけて吟味するように心がければ違ったものも見えてくることがある
ということです。
この原文で”必ず”で強調されており訳文でも「必ず」になっていますが、
そこに

「必ず察せよ」

という解釈をふまえたほうが説得力があるそうです。

 

ふたつ目はこちらです。

魯国の大夫の李康殿が老先生(孔子)に
をお送りなされたことがあった。
先生は拝してお受け取りになり、使者にこうおっしゃられた。
「本来ですと、さっそく服用するのが礼でありますが、
わたくしめ、この薬につきましてまだ知識がありませぬゆえ、
今すぐの服用をいたしませぬ、それをお許しください」と。

引用:郷党 第十 十

孔子が魯国の大夫の李康殿から気遣いの薬を頂くことになって、
ただ遠慮しているようなあっけない逸話に見えますが、実に深い話です。
一説によれば

孔子の知恵で毒殺を回避した

という解釈もあり、他説によれば

孔子が自分の軽率な無知ゆえにもし薬で何かあったとき
親切をほどこしてくれた相手に疑いの目を向けさせてしまう

という解釈もあり、
いずれにしても孔子がとったのは究極の対応であったというものです。

 

以上、2つの教訓を引用しましたが、論語コロナ禍で教えることは次のとおりです。

コロナ禍に関する与えられたものや情報の根底にある裏を見通せる知恵があるかどうか

 

物事の本質はそう簡単に表面にでてこないものです。

松尾芭蕉の目線で日本という書物を読む

 

そして今の政府やメディアが意図的にコロナ禍に関する情報を少なくして
感染者数、死亡者数などの偏りすぎた情報しか表に出してこないところから

何か隠そうとしていることが起きている

と察しておくのがベターでありましょう。

 

また、下のような情報もあります。引用先はマタタビの羅針盤さんです。

 

 

このところ政府とメディアと医師会がプロパガンダとして主張しつづけている、

流行り病には予防接種が一番、マスクが一番

という流れも根底にある裏は何でしょうか。
お金儲け、ビジネスですね。
もうお気づきのことでしょう。

 

コロナ禍を察した人なら、孔子のように

「まあちょっとお待ちください、わたくしめ、
この予防注射につきましてまだ知識がありませぬ」

で現状を様子見しておくのが吉なのです。