沈黙で神々を繁栄させよ

マックス・ピカート

こんにちはデデです。

 

バガヴァッド・ギーターでは神々を繁栄させよという言葉がでてきます。

これ(祭祀)により神々を繁栄させよ
その神々も汝らを繁栄せしめんことを。

互いに繫栄させつつ、汝らは最高の幸せを得るであろう。

引用:第3章

レオナルド
レオナルド
「バガヴァッド・ギーター」 上村勝彦訳

 

古事記上巻の言霊学を学んだ身で日本語とともに生きる人であれば、神々=言霊であるとピンと来ます。

 

神々を繁栄させよとは言霊を繁栄させよ、なのです。

 

それではどのように繫栄させるか。

 

それはマックス・ピカートの「沈黙の世界」が解き明かしているように、
言霊学でいう高天原という沈黙の世界に立ち返り、口にする前の沈黙の世界で、言霊(=思考)愛と許しを生じさせることです。

レオナルド
レオナルド
「沈黙の世界」マックス・ピカート著 佐野利勝訳

 

沈黙によって神々を繁栄させる。

 

沈黙から生じた言葉でないと、精神が言葉の土台にならないことになり、口にする言葉がわれわれの精神と連関しなくなってしまうのです。

 

言霊原理を意識するにはもともと沈黙が一番であり、言霊の流れからくる神道でも沈黙の空間を大切にします。

 

バガヴァッド・ギーターが教えるように、沈黙を通じた言霊(=思考)の繁栄とともに、最高の幸せはあるように思うのです。